最近、ブログ運営について書かれた記事をよく目にします。というか、自分から探しているのかもしれません。少しずつ自分の中の承認欲求が増殖してきたからでしょうか。どうすればたくさんの人に読んでもらえるのか、なんて分不相応なことを考えてしまいます。
きっかけは二つありました。一つは、定期購読しているうさる氏のブログでブログ読者数に関する考察記事を読んだこと。そしてもう一つが今月、当ブログの総PV数が10000を超えたことです。
該当記事内では、「購読システム」自体を客観的に捉えることで、はてなブログにおける読者数と実質読者数の関係、そしてブログ継続年数も絡めた考察がとても興味を惹かれました。自分のブログについても一度しっかり考えてみようと思った一因です。
PV10000までの軌跡
世は群雄割拠の大ブロガー時代。日に10000はおろか100000ものPVを稼ぎ出すプロブロガーが君臨する中で、やっと10000到達というのは、大海における一滴ほどの微々たる軌跡かもしれません。しかも、要した期間は、ブログ開設から1ヵ月でも、3か月でも半年でもなく、なんと2年と240日も経過した後のことでした。1年目はたった1記事しか書かなかったので、定期的(週に1記事)に記事を書けるようになってからは、1年と240日くらいですが、それでも、ブログのアクセス数の伸びはずっと緩やかでした。
ブログを始めた当初は、アクセス数なんてまったく気にならず、時には0なんて日もざらにありました。そもそも、なぜブログを始めたのかと言えば、備忘録・雑記帳・覚書程度の扱いしかなく、定期購読してもらおうとか、同じはてなブロガーと交流したいなんて、全く思っていませんでした。それが、いつ間にやら、読者もぽつぽつと増え、自分自身も何人ものブロガーのブログの読者になり、読者になったブログが更新されれば逐一チェックし、SNSで紹介してみたり、いいね!という意思表示をする。そうこうしているうちに、定期的に1日30ほどのPVを記録するようになりました。
ここらで一度、その事象を客観的に眺めてみようと思います。
1日30PVってスゴくないか。
よーく考えるとですね…
まずは、アクセスデータ(GoogleAnalytics)を見てみました。
PV=何人アクセスしたか、ではないとはいえ、1日に約30人もの人間が≪僕の猫舎≫を訪れ、なにかしら記事を読み、平均38秒ほど滞在し、86.47%の確率で直帰しています。そのうち77%もの読者が新規ということは、当ブログのほとんどの読者が検索流入等で本ブログを訪れているということでしょうか。
ほとんどの読者が、ページを開いたはいいが、特に注視するべき情報もなく40秒ももたずにブラウザバックのボタンを押す、という事実は少し(かなり)ショックでしたが、驚きも大いにありました。
正直、≪僕の猫舎≫は更新頻度があまり多くありません。むしろ少ないと言って良いと思います。書く内容が、ミステリの書評や映画評論中心なので、なかなか毎日新しい作品を紹介することができないし、他に書きたいこともない以上、無理して更新するほどの余裕も自分にはありません。なので実質、4~5日に1記事ほどの割合で書けている計算になるのですが、そうなると3~4日記事が更新されない期間があるにもかかわらず、毎日約30人の読者が存在していることになります。これは、恐ろしい。というか少しビビっています。
読者の方々は、どの記事を見ているのだろうか。そしてどう感じているのか。直接感想を聞くことができないため、想像するしかないのですが、今のところは、Google先生に表示されているから仕方なしにクリックしている、というのが現状ではないでしょうか。
私もよく、気になるミステリの感想を「○○(作品名) 感想」というワードで検索します。検索結果は、ほぼタイトルのみで内容がわからないため、結局はクリックして開くしかありません。
同じ状況が≪僕の猫舎≫でも起きているのではないでしょうか。
PV数を増やすために(今後の目標)
まずは継続すること。そして総記事数を増やすこと。
これはたぶん実現できると思います。ミステリ読書欲はまったく衰えておらず、積読も200冊以上あるので、2~3年は今のペースで更新することが当面の目標です。
そうなると成果(PV)の指標なんかもあったほうが良いかもしれませんね。
現在、当ブログの記事数はたった150弱。ものすごく単純に考えて1日のPV数(30)は、総記事数の20%にあたります。
読者数が多いわけでもなく、バズったり、炎上したりする心配がない(と思っている)ため、このまま継続し、記事数が増えれば総記事200で1日PV40に、250で50に、200冊溜まっている本を読んでブログにアップすることができれば総記事は350で1日PVは70になる計算です。ガバガバな推察ですが…
当面、PVを目標でにではなく、記事数を目標にして、結果的にPV数はどう変化するか調べてみたいと思います。
ただ付随する要素も考慮しておかなければならないでしょう。記事の精度・質はもちろん、オリジナリティという面も考えていかなければ。ただでさえ記事のマンネリ化に頭を悩ませている中、≪謎探偵の推理過程≫という企画自体良いのやら悪いのやら検証できていないのが現実です(個人的には、記憶の補完目的の為良いと思っている)。
記事が増えれば、必然的にマンネリ化のリスクも増えるので、より一層書く力も磨いていかなければならないと思っています。もちろんタイトリングの精度の向上は、喫緊の課題です。新規流入者が多い以上、キャッチ―で興味を惹くタイトル、そしてタイトルとリンクし充実したコンテンツを目指さなければいけません。
ひとつ嬉しいことがありました。「クロフツ(イギリスの推理作家F.W.クロフツ)」と「感想」というワードで検索すると、読者メーターとアマゾンに続いて、4つほど当ブログの記事が表示されるんです。特段気を使ったタイトルでもないのだが、どういうわけかGoogle先生には評価していただいたようです。ただ、今後日本で、爆発的にクロフツの作品が話題になるなんてことはたぶんないだろうから、PV数のことだけを考えると、あまりクロフツにはあてにできません。ただ大切な記事のひとつなので、これからも丁寧に愛を持って更新していきたいと思っています。
はてなブロガーとして
どこのブログで読んだか忘れてしまったのですが、はてな村の住人とも積極的に交流したほうが良いと書いてあった気がします。
とはいえ、これはかなり難しい。私はネットの中で会話する、ということがかなり苦手です。なんて言ったら(書いたら)良いか、全くわからないんですよね。
私?僕?どちらが良いか
どんな口調で、また、伸ばす棒は「~」か「ー」かどっちか
そんな小さいことが、決めれません。面と向かってお酒でも酌み交わしながらならいいんですが…
ただ苦手だから嫌だとは言っていられません。ある程度克服できるよう、(なるべく)積極的に関わっていこうと思います。
嫁や友人にはもちろんブログの存在を隠している(言っていないだけ)ので、大好きなミステリについて、またブログについて語り合える知り合いが全くいません。ゆくゆくは、単純に自分のブログがどうか。見やすいか見にくいか、という根本的なことから、変な日本語を使っていないか、ネタバレなしと謳っているのにネタバレしていないかなどの、細かな配慮について、具体的に交流し合えれば御の字かなと思っています。
安直かもしれませんが心を込めて
これからもよろしくお願いいたします。
では!